ろで作業日誌

アース不良は致命的。

昨日セッティングしたTさんのS15。以前にも何台か入庫して来た車両、事故修理後(フロントセクション)に入庫して来た車両。


結構な確立である車体や配線のアースが不良となり問題(電圧低下、空燃比不安定、アイドリング不良、等々)がよくあります。

実は昨晩も暖気が済み、走り始めたら空燃比が落ち着かなかったり、不安定になる場面が多々出て、一度会社に戻ってきました。(低中速で不安定、上は問題なく吹ける、全開後に急激に不調傾向)



あれこれ確認してみると、車体アースが落ちている(バッテリーの-端子から落としている場所)所のネジが本来新車から使われている「立て込みネジ」になっておらず、普通のネジになっていたのです。
古い記事にもこの「立て込みネジ」の意味や大切さをふれましたが、時間も経ちましたので再度アースについて書きます。

基本、自動車には目的に応じたネジが多数ありますね。
長さは当たり前ですが、硬さや材質は適材適所に考えられて決められた所に決められた向きで付いています。
ピッチも粗いものから細かいものまでありますが、締め付けトルクや緩みに対して対応するためでもあるはずです。

今回のアースネジも違うネジだとアース不良により電圧低下の原因を招き不調に陥る可能性は否めません。
特に後付け電子パーツが増えれば当然電気は喰われてしまいますからそうした小さな電圧低下は困りますよね?
その為にもチューニングカーでもノーマルカーでもこのようなメンテナンスはきちんと行って欲しいです。
オルタネーターの不良等にもチェックは必要です。

よく…追加のアーシングをしてある車両を見掛けますが、車体側ネジが立て込みじゃないクルマ…。結構あります。(笑)
多分長さが足りないから普通のネジにしちゃうんだろうね。
アースネジの車体ネジ穴も錆びていたり、ネジ自体が錆びていると不良になりますから、一度確認してみると良いですよ。古いクルマなら尚更です。 (端子もダメになっていたら替えましょう)
ハーネス類の劣化もありますが、こうした小さな所にも気を配りたいですね。

TさんのS15もアースネジを立て込みに替えてネジ穴をタップを立て、オルタのアースも緩んでいたので締め付けて、バッテリーからアース線を2本増やしたら空燃比がピチッと落ち着きました。


そうしたらアイドリングは落ち着くし、セッティングもスムーズに行えました。ヨカッタヨカッタ。





たかがアース…。
されどアース…。



皆さんも間違った場所に間違ったネジ…。使っていませんか?
この位ならば自分でも出来るもんね。
アース不良が原因で調子悪くなっていませんか?
ライトを付けると吹けなくなっちゃったりしているクルマも以前あったんですよ。ヨルノレナイジャン。



大切なアースネジのお話でした。




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コメント


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秋山さん

コメントありがとうございます。
最初は「元々あった所には元々あったものを戻す。」から始めても良いですよ。

簡単なやり方からスタートしたら少しずつ覚えていけばDIYでも可能なものはありますよ。
安全面が担保しなければ危険と判断するものはプロに委託。やっても大丈夫な作業はお客さんにやってもOK!がうちのスタイルです。お客さんも少しずつ色々な作業出来るようになることでクルマを大切にしたり、理解を深めていかれています。
それも楽しむ一つですね。

DIYから経験を積めばプライベーターになって行くんではないですかね。
私もそんな過程を辿り、今に至りますし、色んな方から沢山学ばせていただきましたので秋山さんも周りのプロやプライベーターから沢山の情報や知識を学ぶと良いですよ。

ロデックス | URL | 2016-12-26 (Mon) 00:31 [編集 ]


山田ひろさん


こうした記事は流石に専門業の方ですな。

餅は餅屋。

電気を甘く見てはいけませんね。小さな見えないトラブルになったり、最後は致命的になる可能性もゼロでは無いですもんね。
選ぶ電線、端子、装着手順、方法等々。

私もまだまだ勉強しなければです。

ロデックス | URL | 2016-12-26 (Mon) 00:18 [編集 ]


今回の記事を読んで改めて自分の知識の無さを思い知りました。ネジ一本でも「留まればいいだろう」ではないんですね。アーシングに限らず、「知識があるつもり」の素人DIYは辞めようと思いました。いつも、ロデックスさんが言ってるように、誰にでもできるなら、プロショップなんていらないですもんね。

秋山 | URL | 2016-12-25 (Sun) 20:07 [編集 ]


電線も大事です

電線加工について

仕事柄、流行った時はアーシング施工を仲間によく頼まれたり、電源の不調やノイズ改善を相談されたりしました。
アーシングは簡単にできるので、電線の先を端子加工したり、カシメたりしますが、使う電線でも20sqから40sqくらいになります。
電線種類によっては、酸化被膜で腐食しないようコーティングしてありますから、ブラシで磨いてから端子加工やると、接触抵抗が落ちて導通良くなります。
カシメは、ハンダロウ付け、端子は圧着工具加工です。

電気をスムースに流してあげること、やっぱり大事ですね。

山田ひろ | URL | 2016-12-23 (Fri) 00:07 [編集 ]